ビジュアライジングデータがイマイチ糞の役にもたたない理由

これ、はじめはわくわくしました。O'Reillyから出ているprossesingで書くやつ。
でも、どれも実用できないレベルの視覚化サンプルばっかりで、ぼーっと眺めて
何の役にもたたないから仕事で使えないなーって思っていました。

それから5年(笑

あの本が出てから、たまーに目にする程度で、こりゃどうしようもないなって
思っていたんですが、あるとき「こういうのがビジュアライジングデータじゃね?」
って思う出来事がありました。

多分、そういう使い方を気にせず利用している人もいるかもしれませんが、こういう
サンプルがあればアイディアの連鎖がおこるんじゃないかと思った次第です。

例えば、学生名簿なんですが、1年、2年、3年がいますよね。
で、これを一般的なデータとすると、学年毎に分けて且つ、クラスで分けて
生年月日順かあいうえお順に表示しますよね。これはデータを整理して表示した
結果で視覚要素はありません。視覚ってカタチや色で大凡雰囲気をつかむことなので、
こうやってしっかりデータの表示分けをしちゃうと多分出番無いと思います。

そこで、どのように差し込むかというと、一例ですが、
まず学年で分けるのをやめて、全生徒を一覧にします。それをあいうえお順にでも
並べます。そして、その生徒毎に学年で色分けをします。で、あいうえお順なのですが、
「あ行の1年、2年、3年、か行の...」といった順番にします。すると、どうでしょう。

あいうえお順に、ざっくり学年の人数が色彩感覚で分かります。これで3年の色の分だけ
来年は卒業する訳です。これぞビジュアライジングデータじゃないですかね。

一例なんで、分け方の例はいろいろ作れますが、学校やクラス、性別などなど...

これがなぜ、役にたたないものが役に立つかというと、ポイントはこれに限ると思います。

まずデータのリストであることを維持している。

だいたいのビジュアライジングデータのサンプルは視覚化に特化しすぎて、普通に
データ化としての基礎をひっくり返しています。そのためお役にたたない惨状に
なっているわけです。



どうでしょう。上記をベースに、ビジュアライジングデータの良いアイディアは
浮かびませんか?