ビットコインのUTXOの仕組みと、ETHのアカウントベースの次元の違い

まえがき

へぇへぇって思ってただけで、ただ知識を入れていました。BSVってスケールし続ける設計と言い切る根っこ寄りの部分ってなんだろうなと。そしてなぜETHは詰まっているか。で、アカウントベースとUTXOのトランザクションの動画とスケール。これみて、いままで考えてきたこととたまたまつながりました。

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お金とお金に換算して考える資産

不況下で無駄に労働時間延ばしても対価を得にくいですよね。そのくせ世界は通貨を刷りまくっています。すればするほど貯金額は変わらないのに価値が落ちていきます。コロナ禍だからこそお金以外に他の財産って何かなって考えてて。それが金融では株であり金地金であり、横展開してブロックチェーンであり...それも大事ですが他にも大切なことがあります。お金以外には健康とか時間、勉学です。健康は食事内容、酒、たばこ、睡眠、運動。勉学は将来への投資。英語でも不動産でもプログラミングでも人それぞれ。時間はだらだらしないとか、同じ失敗をしないとか健康、勉学のベースにあるものですね。考えれば他にもあったり細分化されていきます。

ITと生物学

歯をしっかり磨かないと虫歯になって、人生トータルではお金に換算すると差が開くよねとか。そういう多方面でシナプス ニューロンをくっつけたりしていたところ、何気なく学んだだけだった、UTXOとアカウントベースを思い出しました。

これって、アカウントベースはいわゆる分かりやすいというか、DBでいうユーザテーブル、商品テーブル、購入履歴テーブルみたいな。人間が思うシンプルな設計です。ところがUTXOは違います。

分裂したり合算したり消滅したり...人は「私は私、あなたはあなた」です。それぞれ名前を持ち、それを尊重します。ところがあなたも私も、心臓を動かすように指示していません。爪が生え変わる様に意識していません。寝ていても勝手に呼吸をしています。

これはどういう事でしょう。健康を考えるときに食事、お酒を気を付けたり運動したり意識しますが、意識しなくても勝手に稼働している細胞が集まって私という個になっています。

沸騰したお湯から泡が出て消えてを繰り返す様に、細胞は生まれて分裂してを繰り返します。時にガンは自殺する細胞みたいに言われますよね。自分の意志ではないが、カラダが限界と感じで、自分たちを殺し始める。

これは食べ過ぎて太ったり、お酒を飲み過ぎてアル中になったり、我々が勝手に個として、これは私の体だと思って生きていますが、不摂生は細胞たちにとっては災難です。無茶な運動も大惨事です。

ここまでダラダラと話すと何が言いたいか、結構最初の方で分かると思いますが、ETHは人間の視覚の範囲、個の行動範囲の設計であり、ビットコインはより人間が意識せず動く細胞レベルで考えているという事です。ETHがなぜ機能不全なのか、BTCがなぜ血栓だらけでTXを裁けないのか。人間が目に見える範囲で設計してもこれはお医者さんでないと解決できません。お医者さんになるにはより深い生物、細胞のフローを理解する必要があります。スケールできるできないの論点はここにあるように思います。

なぜ優秀なエンジニアが集まってもサトシナカモトの設計に及ばないかはこれで分かりました。